今日は独立記念日。
...だからといって特に何もしない。

クリスは今日の夜から明日の朝にかけて仕事があるからと昼過ぎまで寝てる。
チナはチナでネットしたりテレビ見たり、ああ、ビデをもみた。
パレードや今日の予定で特別番組に飽きたチナは、なぜか借りてきていた「ホタルの墓」と「隣りのトトロ」、そう、あの二本立て、をみた。
しかも英語版。
でも、日本語バージョンのほうがやっぱり声がしっくりしていて良い。

ホタルの墓は、（ちきしょう、ちきしょう!!卑怯者!そんなお涙頂戴は卑怯だ!!うわーん、節子がしんじゃうぅー）とぼろぼろ泣き、隣りのトトロは、（まっくろくろ助はダストバニー（ベッドやソファーのしたのワタゴミをウサギに見ててる。ふわふわと転がるからだろうか?）じゃない!!）と腹を立てながら見た。

夕方中華を出前して、8時過ぎにクリスをステーションまで送った（花火を見る人で車を駐車するスペースがない）

ビデオ返して、帰ってから、ビール一本のんで寝てしまった。

...今日は独立記念日だけでなく、二人の個人的な記念日でもあったのに。
こんなんでよかったのかなぁ。

何だ、何だ。
どうしたんだ!?
今朝はすっごく冷え込んだ。
窓あけて、扇風機2台フル回転させてたチナは寒くて目が覚めた。

あんなに暑くて死にそうだったのに。
水風呂に入って二時間本読んでたのはつい昨日のことなのに。

昨日までの湿度が無くなり、とてもすごしやすい。
風も朝から晩までビュービュー（言い過ぎか?）吹いてて気持ちいい。
昼間の気温も80F°前半となかなかに快適。

この夏はこのままで行こうよ（誰に訴えてる、おまえ?）

あんまりにもキモチがいいので、ちょっとサイクリング、とテラスにある自転車を階下の玄関先に出す。
よっしゃと乗り出すと、グニュィグニュィ...ググッと変な音。
後ろタイヤの空気が抜けてる!!
郵便局まで行こうと思ってたのに。
2ブロック先だからさ、根性だそうよと、自転車を慰めるが、グニュィグニュィグニ...と情けない音を立てて降参する自転車。
ちっ、使えないヤツ。
っつーかたった2ブロックなんだからおまえが歩け。

しぶしぶ電話代を払うため、郵便局まで行ってその足でウインドーショッピング...
と思っていたら、2時間後にしっかりとジャケットとミニスカートを手に店から出てくる自分を発見!!

しまったぁー!!

チナちゃん、君もやっぱり女の子。セールやup to 60％ offって言葉に弱いねぇ。（今回のキャッチはbuy one get one 50％ offだった）

...まぁ、いいとしよう。
明日も朝、バイトあるし。
また明日がんばることにしよう。

タイトルの通り、混乱してます。
アメリカからの日記は、日にちがわからなくなって、ほんとに混乱します。
6月30日の日記を書きながら、（この日記で表示されたのは7月1日として）
「クリス、家賃払ってない、家賃、家賃!!」
と、大騒ぎをした。

上の（7月4日と表示されている）日記は2日の日記として書いたもので、これが3日分。（今現在3日。）

毎日"指定の日付"で書けばいいのだろうけど、面倒くさがりのチナはそんなことしない。
多分下手なことするとまた日記消しちゃうという恐れがあるから。
そう、チナは小心者。

ところで、July 4thは夜、雨らしい。
花火、楽しみにしてるのだけどなぁ。

アメリカにきて、日本に帰りたいなぁと思ったことはないけれど、日本食とテレビ番組は恋しくなったことがないといえばうそになる。
こっちのテレビは物足りない。
バラエティ番組は日本の方が上だなぁと思う。（その前にバラエティ番組なるものがアメリカに存在するのかが疑問だが）

で、今ほんの5分前にE!を見ていたら、日本の番組でどんなものがアメリカでもパクれるか見たいのをやっていた。

実際チナは、いくつかの"ちょっとアレンジしたけど明らかに日本のテレビのパクリ番組"を目撃したことがある。

ちょっと前まで話題だったsurviverは、チナが言うまでもなく電波のパクリだった。

E!のお偉い人の話によると、未来日記だけでなく、beautiful life もパクれるぞ!と、鼻息も荒くコメントをしていた。

チナ二年ぐらい前の未来日記をちらっと見た程度しかないけど、好きだったなぁというのは覚えてる。

beautiful lifeのほうは、見たことないからわからない。

アスレティック系の番組（古い例（？）でごめんなさい。筋肉番付とか）はアメリカでもはやると思う。
なんたって肉体美とそのアビリティを見せびらかしたいお国柄だし。

でも。
とチナは思う。
チナはアメリカ版未来日記を見たいとは思わないんじゃないかな。
現にsurviverはぜんぜん見る気がしなかった。
どうして面白いんだろうと不思議に思うほど面白くなかったような気がする。

まぁ、ただそれだけなんだけど。

今日で6月も終わり。
で、来週のスケジュールがわかった。
7月4日・独立記念日にはお休みがもらえる!嬉しい。
ま、クリスはきっと仕事だろうけど。

それはそうと、今日も暑かった。
土曜なのになぜかお休みをもらえたチナは、今夜12時から仕事のクリスを連れて涼みに行こうとする。
散髪後のクリスを連れてモールへ。

...ちっとも涼しくない。
そりゃ、A/Cが効いてる分湿気とかがないのだけれど、涼しい、というわけではない。
あっついよー。

すう十分後。
今度は間接が痛くなってきた。
ひじをさすりながら店内を歩く。
いたいよぉー。

ここではたりと思い出した。
実はチナ、A/Cは苦手なのだ。
なんていうかな。骨の髄から寒くなるっていうの?
一種の神経痛（?）みたい。よく分からんが。

大量にアクセサリー類を買い、スヌーピーの本が買えなくなって（それよか今持ってるのを完読しろ。四コマなんだからさー）、泣く泣く帰路についたチナとクリス。（クリスは新しいゲームを買ってほくほくだったけど）

アパートに戻ってお昼ねタイムのチナ。
けれど、

暑い。

暑くて起きた。
何じゃこりゃー。ねれるかー。（怒

で、クリスにあたるチナ。（いやなやつ）
でもクリスはゲームに悪態つきながらプレイしてるから、チナの声は届いていない。
（時々見てるこっちがストレス溜まるくらいスクリーンに怒鳴り散らしている。でも本人曰くこれがとってもストレス解消。すごくリラックスできるらしい）

仕方ない、冷たいシャワーでも浴びるか、とバスルームへ。
そこで（また）はたりと気がつく。

冷たいシャワーではなく、冷たいお風呂にしたら...

これがなかなかの大名案。
ついでに扇風機も持ってきて、冷たいお風呂に入りながら風にあたり、読書。
とっても快適。

何でもっと早くに思い付かなかったんだろう。
今年の夏は冷たいお風呂で乗り切る!!

と、いうわけで今までクリスにPCを占領され、今やっと日記を書いているチナ。

日本と違い、水道にもインターネットにもお金がかからない生活って良い。

はっ、今日は歌う貯金箱のことを書こうと思っていたのに。
もう、いいや明日で。

と、唐突にクリスがきく。

はい?

昨日の夜の話である。
木曜の夜、11時から、HBOでHな番組が放送される。
日本ではめったに見れない裸のエアロビクス（アダルトビデオ用では無く、エアロビクス目的）巨大なストリッパー（男／女）のお仕事、世界各国のHな番組などを放送してる。
前にみたとき、なぜか日本のお笑いの人たちが、お尻で割り箸を割るというのを放送していた。このカテゴリーに入るのか（?）ちょっと疑問。

で、テレビを見ると、そこには日本の縛り名人（??）なるひとが、女性を縛ることについて延々とかたっていた。
彼のコメントを後ろで流しながら、彼の作品（縛られた女の人たち）が、どんどん映し出されている。

「痛くないのかな」クリス
「痛いでしょ」とチナ。
「痛いのに何でするの？」
「そういうのが好きな人たちなんでしょ」

こんな会話をしながら、そういえば、チナはありとあらゆるアダルトサイトにいったけれど、Mの人を縛り上げるってことをするのは日本のサイトでしか見たことないな（チナは基本的にそういうの（縛られてる人）を見るのが好きじゃないから、深く追求しないが）と思った。
（洗濯バサミではさまれてる人は見かけたけど）

「チナは縛られたことある?」

...そうくるか?

「ない」

「ふぅーん」

「......」

「......」

そんな会話をしてる中、チナはなにを考えているかというと。
（日本の風俗界の発展は目覚しいよなぁ。アメリカじゃ、ストリップくらいしかないような気がする。日本じゃ、キャバクラ、イメクラ、ヘルスにソープと選び放題だもんな。

サービス業として売春（どうにかこうにか法の網をぬけてるが）が一つの商売として成り立つんだもん。日本の政府（政府の仕事か?）は心が広い、って言うか脂ぎってるよな

日本人の変態さんのバラエティの広さにも感心するよ。スカトロとか、聖水とか誰が思い付いて誰が気持ちいいんだろう?（スカトロって何の略?）

ある意味アナルに...っていうのも変態のような気がする。

道具を使うのも何だよな。
鞭とかろうそくとかチャイルドプレイとか、やっぱりわかる人にしかわからないのかな。

そういう人がいるのは事実だけど、それで「日本人は...」ってネイションワイドで話されるのもシャクだよな...）

「日本人ってみんなあんなことしてるの?」

ほれ見ろ、言ってる側から（声に出してない、思っただけ）

あのねぇクリス君!
チナ姉様は語りだしちゃうわよん。
ちょっとそこに正座しなさいよ。
ひざとひざ突き合わせよか？

「これはエンターテーメントであり（一部）作り物であり...」

と説教してるとき、また気がついたことがある。

アダルトビデオで、3Pのとき、日本の構図では、男女男のが多く、アメリカでは女男女のが多い。（ような気がする。）
それともチナの経験上そういうの傾向にあるのか?

アメリカ人の男にとって、二人の女と同時にセックスするのは一種のファンタジーであるとクリスに力説（?）されたことがある。

そうなんですか。

アメリカのアダルトビデオでは、男の人は、二人の女性を一度に満足させるくらいの体力を持つことが理想（???汗）であり、
日本人のでは、縛ったり、ふたりで一人の女性を組み敷いて気持ちよくなるのが夢なのか?

レディースコミックにしろエロ本にしろ、アダルト小説にしろ、どうして日本のH系のものにはレイプや調教といったものが多いのだろう?

（素人さんの書いた小説サイトの評は厳しくしてもしょうがないが）読者はそれで満足してるのだろうか。

チナは満足できないね。
おかずにもなりゃしない。
男を知らないときならまだしも、後じゃねぇ。
交尾じゃないんだから、セックスに愛は必要でしょう。（optionalって人もいるだろうが）

ちなみに、その縛り名人、アーティストとして紹介されていた。

あーてぃすと

何事も極めればBigになれるのだ。

暑い。
96F°ってなに?人を殺す気か?!
暑いのがめっちゃ苦手なチナは今日もへばってる。
96っていうのが視覚的に暑いのだろう。
96F°って何度だ?
ええっと、98F°が約平均体温の36.5℃だから、...止めとこ。余計暑いから。
今日の日記のテーマ。ためにならない日本語講座。
キーワードは、"ためにならない"。
チナの恋人クリス君は、100％純粋（?）のアメリカ人。もちろん日本語なんてわからない。
わからないどころか、英語しか知らない。
だから、時々日本語を教えて、といってくる。
チナは別に教える気はないが、聞かれたら、教える。
まず最初に教えてといわれた言葉は、"I love you"を日本語で、...というもの。
結構これは聞かれる。
日本語教えて?といわれていいよ、といったら、まず始めに聞かれるのは、"I love you"か"Fuck you"である。
ちなみにチナは17カ国語で"I love you"が言え、23カ国語で"Fuck you"が言える。（威張るな!!）
でも、これ。何時つかえるのだろう。
その後に教えたのは、"くさい"と"うるさい"の違い。
その後は、"痛い"（これはけっこう役に立ってるかも。痛いとき、とっさにOuchとは出てこないから。oopsはOkなんだけど）
その後は、"ばか"、"恥ずかし"、"ちゅう（Kiss）"、"抱っこ（hug"抱擁する"の名詞で簡単なものがこれ意外に思い付かなかった。）""かゆい"もしくは"かいっ！"...。
これだけ。
もっと教えたような気がするけど、クリスが覚えてないなら、意味が無い。

ところで、クリスからは"ためにならない英語講座"（ためにならなくはないだろうが）を随時受けている。ようはスラングなんだけど、造語みたいなかんじ。一般人は使わないよ、それとチナでもわかる。
童謡のHな替え歌も教えてくれる。（いらないから）。

チナではないが、番外編（またかい!?）
チナはほとんど日本人の友達がいないというより作らない。だって、絶対後からうざったくなるから。
その数少ない日本人の友達の中のマサキさんは、かなり頭のきれる面白い人だった。
ある日、彼の友人、確か出身地はサウジアラビアとかネパールとか、とにかくその辺からで、日本なんて地球のウラッカワさという人に、Bye−byeを日本語で教えてくれといわれ、ちょっとしたいたずら心からうそを教えた。
「うそなんか教えたらだめじゃないですか」
「いや、ついね。でもこんなチャンスじゃないとうそも教えられないだろ?中国人や韓国人はなんだかんだ言って日本語少し知ってるから」
「で、なんて教えたんですか？」

「やきそば」

やきそば、ですか...
「そう、だからやつと別れるときはいつも"やきそば!!"っていってわかれる。やつは祖国に帰るまでやきそばというのは日本語でbye−byeって意味だと思ってた」

いいなそれ、一回やってみたいと思いながらいまだ達成できず。
無念のチナでした。
注：日本語は正しく教えましょう（＾ー＾d

なんか、皆さん、お気に入りの規制で結構不平があるみたい。
どうやったらお気に入りにできるのかわからないトロいチナにはそれ以前の問題があるけど。

でも、この日記をお気に入りに登録してくれている人たちの日記はしっかり読んでいるチナ。
こういうの、便利ですよね。
どんな人がこんな稚拙なチナの日記を読んでくれているのか、こっちも興味があるし。

mweさん、チナへのコメント、ありがとうございます。

でも、読者がいるのって、ちょっと変な感じ。
知名は思いっきり自分、個人の日記として思うが侭にかいているから、恥ずかしいような、てれるような。

...で、正体のこと。

あの、冷蔵庫の裏から出てくる虫の正体。
あれは、ゴキブリさんではなくて（残念？）、なんと。

ホタル。

どこをどう間違ったら、ホタルとゴキブリを見間違えるんだと、怒られそうだけど、

ホタル。

だって、ホタルの死骸、見るの初めてだたんだもん。

ホタルといえば、もうすぐ夏。
今頃もポゥ、ポゥ、っとホタルが飛んでいる。
よくテレビで見る、何百ものホタルがいっせいに飛ぶというのではなく、アパートの猫の額のような狭い芝生の上で思い出したように光る程度。

初めてホタルを見たのも、アメリカにきてからだ。
それからは、毎年、ホタルを見てる。
チナの想像するホタルよりは小さめ。
光も、小さめ。んで、短め。

そーかぁ。ホタルさんだったんだね。


今日は、仕事場に（何という暇人ばかりなんだ）トランプを持って来たコがいた。
カードのゲームなんて、ルールは知ってても名前が分からないものばかり。（ブラックジャックとポーカーは同じだけど）

ババぬきは、英語でOld Maid。
今日習ったのは、"Bull shit"。日本でいう、ダウトです。

チナ、なんか知らないの?といわれて、52Pick Upsを教えた。

ルールは簡単。
よーくきったカードを、できるだけはでに 床にばら蒔く。
相手はそのカードを拾い上げる、というもの。

どうして"52Pick Ups"?
トランプは、13ワンセットの数字が全部で四組。
13x4＝52
52枚のカードを拾い上げる（Pick Up）
それで52Pick Ups。 Get It?

でも、ジョーカーを入れたら、54くらいになるじゃない。と思う方、それは日本的。
チナの友達は、新しいカードを買ってきたとき、ジョーカーを破り捨ててしまった。
そんなことしたら、できるゲームが半分以下に減っちゃうじゃないと、抗議したら、
「ジョーカーは、Bad Lackだから持ってちゃいけないんだよ」といわれた。
ふーん、ところ変われば、...なのね。

トランプのルールでは、ジョーカーっていろんな風に化けて使い勝手があるやつって思われてるのに。
たぶんそれが"トランプ"と"カード"の違いなんだろう。
（英語のトランプも"切り札"って意味が強いしね）

はっ!!誰に説明してるんだ!?
冒頭に読者なんて書いたからちょっと意識してるモヨウ。
恥ずかし。

バイトから帰ってくる頃は、青空もみえているというのにぽつぽつと小雨が降っていた。
春雨のように柔らかくてやさしい雨。
チナは結構雨にぬれて歩くの、好き。
きつねの嫁入りね、なんて日本的（?）なことをつぶやいて、一人笑う。

アパートに戻って。
たばこを吸いにテラスに出る。
その前にクリスに電話していつ頃戻るのかチェック。
板張りのテラスにペタンと座り込み、たばこに火をつける。
さっきまでちっとも吹いていなかった風が、徐々に強くなる。はらはらとゆっくり木の葉が舞い落ちる。
木の枝にびっしりと満開の緑葉が、風になびく。
ざわざわと葉っぱをこすりあわせながら、踊っているように見える木々。
遠くで雷鳴が聞こえる。

こんな時、とてもどきどきする。

チナの故郷はすごい田舎だ。
コンクリートでできたものは道路しかなく、見渡す限り、森とうねるような牧草畑。
磯臭い緑の海、満点の星。
チナは子どものころから嵐が好きだった。
どしゃ降りの雨。
雲間を走る雷。
そして、雷鳴。
とてもどきどきした。
耳を澄ませば雨の音。
雨で霞む景色。
「お祭り、みたい」

チナはこの気まぐれな祭りが、好き。
心の底からぐらぐらするような、そんな緊張感さえある。

オトナになったら、もっといろいろエキサイティングなことがいっぱいあると思ったの。
ネオンが瞬く都会では、毎日刺激的で、わくわくするようなことがいっぱいあると思っていた。
オトナになれば、魂がしびれるような毎日があると思ってた。
けれど、それは夢見がちな女の子が見る妄想だといつしか気づいてしまった。
友達と一晩中ばか騒ぎしても、恋人と甘い夢を見ていても、ライブハウスで踊っていても、知らない男の子とキスしても、不倫しても浮気しても、それは生活の一部でしかない。
ちっぽけなことでしかない。
その一瞬一瞬はいとおしいと思う。
でも、嵐の風が大木を揺さぶるようにチナの心を揺さ振りはしない。

雨が、降っている。
雨の粒が地上にはじけて、あらゆる物を霞ませる。
Lovely Rain。
どきどきする。

チナは前に拒食症になったことがある。
何も食べずに酒とたばこをのんですごしてた。
三日に一度くらいなんか食べては吐いたりした。
友達にカウンセリングなんかも薦められて、2週間に一度の割合で通ったこともある。
そうでなくても夏になると食欲がいっきに落ちて体調がよくないのに、またあんなふうになりたくない。
しっかりせなあかんなあ、と思いつつ、特に何もすることもしないで、吐いてしまう。
やっぱり、弱いのかもしれない。
たばこだって、人一倍嫌いなくせに吸いはじめちゃうし。
ばかだな。
でも、太りたくない。
これからどんどん拒食が進むと、やっぱりクリスにも心配をかけることになるだろう。
ばかだとわかっててもどうもしない。
むしろ拒食はチナにとってのぞましいことだから。
チナとしてはこのままずるずる拒食症になってほしい。やせてたころに着れた服がまた着れるようになれば何の不満も無い。
クリスさえチナの心配しなければチナとしてどんな罪悪感も無いのは分かっている。
アメリカにはいろんな薬があるから、それも複数服用していたし。下剤も使ってた。（チョコレートみたいでおいしい）
クリスは運動しなさいというのだけど、そんな時間チナにはない。
走ったり、自転車でサイクリングしたりしたら？といわれるけど、たぶん一人じゃ続かないだろう。
だって、チナは怠け者。（威張るな！）
さて。どうしようかな。

チナはよく分からないのだけど、なんか最近寝言でクリスを起こすらしい。
別にそれはいいんだけど、（あんまりよくない）クリスにそれで馬鹿にされるのが悔しい。
チナは一度寝たら朝までおきない熟睡派。
クリスはちょっとした音でもすぐに目が覚める、自称ライトスリーパー。
そんなわけで、いつもクリスを起こすらしい。
チナも日本語で寝言くらい言えばいいものの、なんか英語で言ってるみたい。
だから、すべて筒抜け。
この前の寝言。（チナは自分の寝言で起こされたこともある。自慢になんねぇ）
「クリス、クリス、クリス!!!」（クリスを揺さぶったらしい）
（起こされたクリス）「なに?」
「あれどこ!?」
「あれって?」
「あれだよ、あれ!!」
「??」
「チナのマウス!!」
「コンピューターの?」
「ちがあうよお、ねずみぃ。チナのねずみ、どこー!?」（絶叫）
...どうしてねずみ?

ほかにも、いきなり「excuse me!!」と叫んだり、「フレンチフライ大」と注文してみたり、いろいろ。
いきなり、ワンワンと吠え出したときはどうしようかとクリスは思ったらしい。
「チナ、どうした!?」（ゆすり起こすクリス）
「犬がね、イヌが、物乞いしてるの。臭いから、あっちいってって言ってもきかないの。チナの後付いてくるの。イヤ」
と、いったらしい。
何も覚えてないチナ。
翌日、大笑いである。

寝言じゃなくて、番外編。
チナは寝相も悪いらしい。前にベッドから落ちたことがあるらしい。
夜中にすごい音を立ててベッドから落ちたチナ。
クリスはあまりにもびっくりして言葉が出なかったと言っていた。
するとチナは、まるで何も無かったかのようにムクっとおきだし、ベッドに潜り込んだらしい。
もちろん、本人記憶なし!
時々手足に覚えのない痣がある。
どうもこれが原因らしい。

（今日は・・・らしい。ばっかりで、読みにくい）

昨日は、Hate crimeのことを書こうと思っていたのになぜか違うことをかいて終わらせてしまったような気がする。眠かったし。
ちょっと疑問だったのです。日本にもHate crimeってあるのかな、って思って。
（Hate crimeとは、XX（特定の人種、同性愛者、ロリコンなど）が嫌いだから。という理由で犯罪を犯した人物により重い罪を見出し刑を処すというもの。）
後から読み返すとぜんぜん触れてもいねえ。
...というわけで（どういうわけだ?）昨日の日記のネタばらし。

今日も暑かった。
気温を確認する気にもなりゃしねぇ。
クリスが
「どこに行きたい?」
って聞くから、
「チャイナタウン。」
と答えたら、
「駐車代が高いから却下。」
「じゃ、川行こう」
「...何しに?」
「だって、海には行きたくないでしょ?」
「行きたくない」
「どっか、涼みに行きたい」
「じゃ、冷蔵庫に行けば?」
...けんか売ってるのか、君は?
「チナ、早くどこに行きたいか決めてよ」
スケートも玉突きも（−ー；）却下。
最終的に、
「じゃ、モールでいいよね」
じゃ、ってなによ、じゃって!!

「モールになんか、何しに行くの?なんか買うもんあんの?先週もいったじゃん。何も買わないのわかってていく意味あるの?」
としつこく聞いてやった。

この暑いのに、こんなうっとうしい会話してるクリスとチナ。（うっとうしがってるのはチナだけなんだけど）
暑さも手伝って、めっちゃムカツクよ、今日のクリス。

結局レンタルビデオ屋さんに行ってビデオ二本借りて来た。
もういいや。
今日は早めに寝ちゃおう。（まだ原を立てていることだし）

チナの友達に、元囚人が彼氏の女の子がいた。
その彼氏は、ちょっとスローなかんじだったけど、結構ちゃんと物事が考えられる人（?）だったように思う。
なぜ彼が刑務所に入ってたかというと、（彼のお母さんの話によると）彼と弟は、手の付けられないような暴れん坊だった。ある日、彼らはいたずら心からある黒人（彼は白人）の男に殴るケルの暴行をして、病院に突っ込んだらしい。
それが裁判沙汰となって、（しかも不幸なことに相手の弁護士は優秀だったようだ）彼らのうち一人が5年間の間刑務所ですごさなければならないという判決がなされた。
当時、彼の弟には婚約者がいて、結婚もせまっていた。だから彼（仮名をジョン）が弟のためにも、と自ら刑務所におもむいた。ということらしい。
彼らがすんでいたのはテキサス。（始めジョンの話し方が変なのはスペイン語との方言が混ざった英語だとチナは思ってた）
そこでのほとんどの囚人は黒人もしくはヒスパニック。白人の彼は相当ないじめにあっていたらしい。
チナの友達と、彼の出会いはインターネットだった。
彼女にはほかに好きな人がいたらしいのだけど、寂しさと弱さからジョンと付き合いはじめた。
（もちろんジョンがテキサスから引っ越してきた後で）
いろんな人たちにジョンとの付き合いを否定されながらも、ジャーナリスト志望の彼女は、
「その人にどんな過去があったとしても、あたしの知ってるジョンはみんなのプリジャッジしてるような人じゃない。あたしは常に広い視野で物事を見ることにしている。いろんなことの立場から、いろんな角度で一つの出来事をみたい。ジャーナリストを目指すからにはね。だから彼の過去で彼のパーソナリティをジャッジしたくないの」
と言っていた。
もちろんチナもその意見に賛成だった。
チナも多かれ少なかれ、コミュニケーションの勉強をしているわけだから、彼女の意志に大変感動した...といってた矢先、である。
「あたし、ゲイの人って許せない。普通じゃないよ。バイブルに反してる」
と彼女は申すのです。
めちゃめちゃ前に言ってるのと矛盾してるじゃん。
犯罪者はジャッジしなくても同性愛者はその存在さえ否定することをいうなんて。
彼女のその考えは、ジョンが刑務所にいたときに同じく服役していた囚人に犯されたことがベースになっているのかな、と今なら（無責任の、だけど）想像する。
チナは人間だから、その経験からいろんな既成概念が人種や世代、そして文化によってあるけれど、なるべく対個人として友達を作るときはそれらを一掃するようにしている。
まぁ、当たり前のことかなこれは。
（何がいいたいんだろう、自分...?）

会いました。ユカリの不倫相手に。
ユカリごめん。
何だこれは、と思うくらいキモいおっさんだった。
恋は盲目とでも申しましょうか。
チナ的には絶対受け付けないタイプ。
これなら、公園で声かけてきた変な勘違い黒人のほうがマシ。マジで。

どうしよう（ってどうしようもないが、）正直なチナは顔をヒクヒクさせながら、話を合わせてた。
帰りたいよう、帰りたいようと心の中で泣きながら、そそくさと口述をでっち上げて立ち去るチナ。
大好きなユカリがあんなおっさんにぞっこん（死語）だなんて、悲しい。
まぁ、チナがそれに口出すことはないんだけど。

そんなワケでヘコんでたチナ。
無駄にクリスに電話する。
「何?］
「何でもない。早く帰ってきて」
こんな時、"帰ってきて"、の後に"ハニー"だの、"ダーリン"（うげぇ）だのを付け加えれば恋人からの電話っぽく（?）なるのだろうけど、チナには無理だ。
恥ずかしいとかの問題じゃなく、生理的に受け付けない。
クリスが帰ってきて、
「ちゅーうー」
「待ってね、ケータイはずして、鍵出して、小銭もポケットから出して、...」
「ちゅーうー」
「待ってね、レシート出して、ナイフも出して...」
「ちゅーうー」
「はいはい、chu」
クリスにキスしてもらって、ちょっと浮上のチナ。
やっぱり、クリス大好きだ。

今、クリス君はVH1を見ながら、いろんなシンガーの過去にブータレています。
こんな何でもないひとときが、どうしようもなく愛しい。

なんか今日は甘々な日記になってしまった。
反省。

...は、チナの大好きなアメリカのアニメの一つ。
（なんか、引かれちゃいそうだなこの一文で）
内容は、9歳にしては落ち着いて、モラルにたけたフットボール頭の男の子、アーノルドと、その友人らの面白おかしい、時にはつらい、時には苦い人間モヨウと一つ以上の教訓と織り交ぜたストーリーになっていて、例外はあるけどほとんどが10−12分で一話というアニメ。
チナは特にアーノルドに密かに恋するじゃじゃ馬ヘルガ（しかもポエマー）がお気に入り。
クリスは、5歳児の見る番組だというけれど、チナはけっこう毎日たのしみにしてたりする。
（だから見忘れたりするとすごく悔しい。ほかの番組では、Friends。先週見忘れた。悔しい。）

チナが日本から来たというと、日本のアニメは...と言い出すアメリカ人（アメリカ人じゃなくても）がいたりする。
（クリスもアニメずき。前にバットマンとポケモンどっちがいいかで口論した。...バカ）
チナは、そんなにアニメについて詳しいわけではないので、適当に相づちを打ったりする。
（しらなーい。と無視できない日本人気質が悲しい）

今回、アトランティスの映画のことで、いきなり知らない人に、
「あの映画は、日本のアニメのぱくりだと日本人は怒っているみたいだけど、あなたはどう思いますか?」
なる質問をされた。

...日本人は怒っているのか？

「あなたは、日本でその（コピーもと）のアニメを見たことがありますか?」

まぁ。当時確か小学生だったはず、チナは。
エヴァンゲリオン（?）を書いた人と同じ人が絵を描いたとかいないとか。（そのアニメ、チナは見てないからしらん）

「ディズニーアニメをどう思いますか?」

個人的には好きですよ。アラジンとか、レディアンドトランプとか。

「まあ、ライオンキングのときのこともありますしね、ディズニーはもう少し考えればよかったんじゃないでしょうか。CM見てるとキャストほとんど同じみたいですしね。真似したくなるキモチはわかるけど、オリジナル性を出してほしいですよね」
と、答えたのはチナの友人パム。

おまえ、日本人じゃないだろ。
だけど、うんうんと相づちを打つだけのチナ。

「でも、ナディアもいろんな漫画のぱくりしてて当時話題になったんですよ。ストーリーはとにかく、キャストが...」と、話しを進めていくパム。

なぜおまえはそんなに詳しい?

昨日（5／15）そのアトランティスの公開初日だったけど、なんとなく違う映画を見た。
日本人は，怒っているのか?

最近、素朴な疑問が多い。
といっても、チナが勝手に自問自答してるのだけど。

例えば、ピザってみみのがおいしくないか?
とか、
ドルは、Dから始まるのに、どうしてシンボルが＄なの？
とか。
今、一番のギモンは、コンタクトレンズは、試用期間中（2週間使い捨てとか、1っヶ月使い捨てのやつ）ははずさなくてもいいんだよね?ってやつ。

「え、違うよ...」と、ミッシエルがいう。
「ちゃんと毎日はずさなくちゃ」
「それは、ハードの人だけじゃないの？」
「つけっぱなしで、いつ洗ってるの?」
「...気が向いたときとか、レンズがくもってきたとき」
「ティナ、レンズ入れ持ってないの?」
「持ってるけど」
「何に使ってるの?」
「一ヶ月間使ったレンズを洗って入れてる。また使うかもしれないし」
「だめだって、目ぇ、悪くなるよ。菌が繁殖するかもしれないし」
「でも、目薬さしてるし...」
「何の目薬...?」
「......、さぁ?」

この日記を始めてからの疑問は、『お気に入り登録』は、どうやってするの?
どうやっても、成功しない。
ただ単に、チナがとろいだけなのか?
多分そうだろう。

今日は、クリスもチナも休みだったから、お出かけ。
のはずだったのだけど、やっちゃった。
けんか。

何でこうなるかな、かわいくないやつだな。ってゆうのはわかってる。
のに。
なんでこうわがままなんだよ。
自分で突っ込みを入れたくなる。
チナがクリスだったら、絶対うまく行ってないね。
クリスってばすごいよ。
うん。
でも、あなたの運転はひどいです。
チナのがマシです。正直に。

また、明日の朝から仕事だ。がんばろう。

13日の日記、都合により、削除。

日記が消えてる...。
せっかく、苦労して（ローマ字打ちは思ったより大変だった）日記書いたのに。
こっちの日付が変わっても、日本の日付が変わらなければ、上書きされちゃうのね。マヌケなヤツ。
今度から、気をつけよう。

チナは、English onlyのホームページを持ってるのだけど、そこでこの”家出日記”のことをちょっと書いたら、びっくりされてしまった。
「ティナ、家出してたの？」って。
はい、一応現在進行形です。
実は、クリスも知らなかったりします。
ここ一年くらい、（クリスと同棲しはじめて）随分安定したのだけれど、一年半くらい前までは、チナはとてもすさんでいた。

兄貴に二万円握らされて，「出て行け」といわれた。家族からのプレッシャーと、ちぐはぐな関心。何もかもいやだった時にいわれたこの言葉は、チナを自由にした。

勉強さえしていれば、それでよい、という親。だからチナを机に縛り付けていた。チナは黙って机に向かって本を読んだり、散文みたいのを書いたりして中学、高校をすごした。
顔を合わせるたびに、勉強してるか？だの、OOさんの息子／娘は...とかって言っていた。
チナはOOさんて人の娘じゃないし、興味ない。
初めのころはそうやって反発したけれど、中学卒業のころになると、そんな無駄なことはしなくなった。
あたしたちは、互いをまるで得体の知れない動物を見るように距離を置いていったし、近づく努力もチナはしなかった。時々、親がうるさく勉強のことを言ってきたとき、心の中では「そんなことより親としてもっと知っておかなきゃいけないことないの？ あたしたちの間にあるのは、親子としての単なる事実であって、中身がないじゃない。 あたしを一人の人間として、娘として何を知っているの？あなたたちがあたしのことで知っているのは、成績だけだ!あたしの好物が何か知ってる?嫌いなものは?好きな音楽、あたしの友達。あなたたちは何も知らない。あなたたちが本当に欲しいのは、千夏という娘じゃなくて、あなたたちのためにいい成績を取って、いい大学に行くロボットだけだ!!」と悪態ついていた。
いつからだろう、そんなことさえしなくなったのは。親や兄弟とコミュニケーションを取らなくなった。
誰に何といわれても、風のように聞き流し、まるで遠くから人事みたいに自分のことを見ていた。
その時のチナはまるで人形のようだった。その目は開いていても名にも見ず、その口は何も言わず、心は何も感じなかった。

ある日を際に、まるでぜんまい仕掛けのおもちゃのネジがきれたようにチナは何もしなくなった。勉強だけじゃなく、話すのも、ご飯を食べるのも。
周りの人間は、一生懸命チナの機嫌を伺ったり、叱咤したりしたけど、チナは変わらなかった。
別にストライキを起こしてたわけじゃない。ただ、すべてのことに意味がないような気がして止めてしまっただけ。
毎日、チナの成績と、お金の愚痴ばかり聞かされるようになって、チナは初めて、うざったいと思った。
感情というものを殺していたチナが久しぶりに感じた感情。うざい。
けれど、毎日の生活にはほとんど変化なく、無関心に、ただたばこだけふかしながら過ごしていた。

「おまえ、何がしたいのよ?」
帰省していた兄貴が喧嘩腰に話し掛けてきた。
無視。
「世の中そんなに甘くないんだぞ。そんなんでいいと思うのか?!」
ウザい。
兄貴は、30分くらい語気を荒げながらあたしに言葉を投げつける。
夜中の2時過ぎだったように記憶している。火の気のない寒い部屋でチナは一心にヘンプ細工を作っていた。手がかじかんでいた。
「出てけ」
不意に兄貴がいった。
「二万やるから出てけ」
その代わり、通帳を取られた。チナの通帳にはその時20万以上あったから、それは痛いと思ったけれど仕方ない。
チナは兄貴の目の前で荷物をまとめはじめた。
3時になって、兄貴も疲れたのか、部屋に戻った。
「ちゃんと出てけよ」って変な捨てぜりふを残して。

午前5時。三月半ばの北海道。
横殴りの雪が降っている中、あたしは始発のバスをつかまえるためバス停に向かった。
バスの中で、これはちょっとした小説よりもドラマチックだと一人で笑った。

シャワーを浴びながら、クリスが話し掛けてきた。
「チナ、昨日ニュースで、元教育関係者が回顧された腹いせに小学生を18人殺したって事件、みた？確か、IDIKAとかって日本の街」
IDIKA？なんじゃそりゃ。
「HIDAKAってスペルじゃなかった？」
日高市ってあったっけ？
「覚えてない。インターネットで確認したら？」

ああ、池田（IKEDA）ね。
クリス君、おしい。
「この人、元タクシー運転手っていってるよ。それに、殺されたの8人で、怪我させられたのあわせると、23人て書いてる」
どこをどう間違うと、元タクシー運転手が元教育関係者になるのだろうか？
けど、アメリカにまで事件が報じられるなんて．．．。結構びっくり。
日本の総理大臣が渡米してきても、メディアは触れもしなかったのに。（たぶんすっごく古いことを言っているよ、あたし）

そしてクリスは眠ってしまった。
チナは（コーヒーのせいか？）ちっとも眠くないのに。けど、クリスは明日早いから、寝させてあげよう。グーグー気持ちよさそうに寝てゃって。

今日、仕事先でバイトの子に（チナもバイトだけど）彼女の友達がチナに一目ぼれしたって言ってきた。
「シュガーマム(suger mom)になってほしいって」
ファックオフ！ ジョーダンでしょ。
テメーが貢げ。
いくら若く見られるからって、高校生のお守りなんて絶対、イヤ。
チナは 甘えん坊なお子様は好きじゃない。
分別のあるオトナがよい。

分別のあるオトナなんて、家出人が偉そうに使える言葉だろうか。
（ひねくれてるね。今日のチナは）