もう

2001年8月11日
書いてた日記が消えた(泣

フロリダから帰ってきました。

まさか奴がこの日記にまで侵食してくるとは思いませんで。
ははは。
削除、できるもんね。

しっかしチナは雨女。
小学校のころ、スケート大会とか運動会とか必ず雪か雨降ったもん。
嫌いだったからいいんだけど。

このたびチナがフロリダに行った理由は二つ。
クリスの友人の卒業式出席と就職活動(??だろうか?)

卒業式、雨じゃなくて本当によかった。(ほんとに

一時休憩。雷がやんだらまた書き直します。
雷やばいよ。

======================
日記再開。

今回卒業したのはクリスの高校時代の同期、メリッサ。
フロリダ州立大学無事卒業!

大学の卒業式って初めて出席したのだけど、けっこう長い。
3時間くらいかかってた。
エアコンガンガンの部屋で、三時間耐えるチナ。
ひじが痛いよう。

ところで、今回初めてチナは博士帽からたれる紐の意味を知りました。
あれって意味あったのね。
そう、あの数珠からたれる紐と似たようなの。

卒業式が始まるとき、その紐は右側に垂らすの。
で、校長先生の合図とともにその紐を左側にずらす。
その瞬間をもって彼らは卒業予定者から卒業生になるってわけ。
なるほど。

改めてのカルチャーショックは国歌斉唱の時かなぁ。
パイプオルガンが始まるとともにみんながいっせいに国旗に振り替えるの。
ゲームが始まる前とかに国歌斉唱はあるけど、それとも趣がちょっと違う。
日本では敗戦後から国歌と国旗に対しての概念が変わってるから。

と言うわけで卒業式が終わり、記念撮影もして8時間のドライブ。
そう、メリッサの就職先、ディズニーワールドへ。

いいな。いいな。いいな。
ディズニーワールドに毎日いけて、住むところも食べ物も、確保してもらえて、給料ももらえる。

でも、びっくりするくらい安給料らしい。

メルのアパートに到着。
彼女のルームメートはドナルドダック(のきぐるみをきてる人)。
驚くことに、ディズニーワールドのきぐるみの中の人はほとんどが女性。
アメリカンサイズの男性諸君は、きぐるみ自体小さすぎて入らないらしい。
この暑さの中、きぐるみきてあの園内(?)歩き回るの、大変ですねって言おうと思ったのだけど、思わず、
「クワって言ってみてクワって」
といってしまった。
ごめんなさい。

ディズニーワールド、もう一回行きたいね。
ちゃんと遊びにね。
だからメル、それまで辞めないでね。

暑いよ、暑いよー。
半端じゃないくらい暑い。

ノーミソ溶けそう。

なんかさ、暑くて暇だと腹たたね?
早く帰ってこいよー。

あ、それと、あんた帰ってきてから、お気に入りから誰か外されてても私のせいじゃないから。(鬼

うふふ。
ばいばい

Y

チナ。嵐のフロリダはどうでしたか?
やっぱ日ごろの行いかねぇ。(ぎゃはっは!!)

こっちはすごい暑いです。近所の野良犬がはあはあいいながら木陰に隠れているので、二回から水をかけてやりました。

ところで、ハウスシッターしてると、いろんな秘密のものが見つかるねぇ。
なにを見つけたかって?
ないしょ(うふ

それから、クリスにあんまり変なこと教えないように。
彼の日本語単語集、18禁語集っぽいぞ(ははは。
おかずはやっぱり、あっちのおかずを教えたのでしょうか?

楽しいねぇ。
私も自分のPC買おう。

あ、それから、「男がH下手だねっていわれるのは、女が肌汚いねっていわれるのと同じくらいショック」に同感です。

クリスをあまりいじめないように。

From your best friend
Y
えーと、"チナ"へ。
なんだかんだ言って「ふろりだ」楽しんでいるかい?
あんたがこんな楽しいことしてるなんて。
私も日記始めようかな。

ところで"ユカリ"って私のこと?
"ゆ"しかあってないじゃん。
ザリガニと金魚は元気です。

サイトだけじゃなく、こっちの更新もしとくので、お楽しみに。

with love
your friend, Y

夏...ですねぇ

2001年8月3日
やせているってことがそんなにエライことなの?
と最近思うのですねぇ。
やせたいって女の子が思うのは彼女自身の選択だけど、痩せろって強制したり、暴言を吐く男の人って信じられない。

ってそういう暴言を吐くのはアジアの男しかいないんだけど。

連れて歩く彼女が太ってたら格好が悪いから?

なんか、軽蔑する。
もう八月。
暑くもなります。
なのに。


どーしてフロリダになんか行かなきゃなんないの!!?

みんな「いじゃない、フロリダ。ゆっくりしてきなよ」
とかいうけどゆっくりなんかできないよこの予定じゃ。

暑いときに暑いところに行く人たちをチナは理解できない。

うちらの場合は仕事だからさー、仕方ないんだけどさー。

3日のこの時間にはチナはフロリダ、オーランドォ。
はぁ、憂鬱。

なんとなく

2001年7月29日
さみしい

ちょっとだけ

2001年7月28日
独り言

今晩は

2001年7月27日
もう寝よう。

ちょっと遊んで見たりして。(暇

安楽死の賛否

2001年7月26日
「ガンになったら、オレは自殺する」
と、クリスが言ったことがある。
何で自殺なんかするの?と聞き返すと
「チナはガンで死んだ人を見たことないだろう」
と返ってきた。
確かに無い。

クリスのおじいさんは、ガンで死んだ。
詳しくは聞いてないけど、何年もガンと闘い、彼自身も家族もくたくたになりながらの最期だったのだろう。
確かにガンという病気は、末期になれば本人にも、周りの人たち(それが近しい人であればあるほど)にとって苦痛でしかない。
治る見込みのない、確実に死に赴く病気。(手後れになれば)

「何年もガンとの闘病のすえ、最期に死んでくれたときは、家族ともどもホッとしました。やっと解放されるって」
と、(またうる覚え)ガン患者の遺族が記した言葉を思い出す。
残酷だけど、それが現実なのかもしれない。

患者本人が苦しんでいるのを見て、何もできない苦しさ。
日々患者が衰えていくのを見なければいけない悲しさ。
医療費などの問題を抱え込み、不安、苛立ち、疲れ、そして鬱。

精神的にも、肉体的にも、経済的にもなに一つ良いことなどない。

今、クリスのおばあちゃんが同じ病気と闘っている。
お母さんの体内からも腫瘍が見つかっている。悪性なのか良性なのかはわからない。

「うちの家系はみんなガンで死んでるの。だからオレもきっとガンで死ぬよ」
クリスは平然と言ってのける。

前にそのおばあちゃんチに遊びに行ったとき、彼女が杖をついて歩くたびに関節が"コキコキ"なるのを聞いて、
「ばーちゃん、油ささなくちゃ」
なんて冗談いってたクリスとスティーヴ(クリスの弟)。

彼女の病名は肺ガン。
たばこが大好きで、病院にいたころは看護婦にも家族にも禁煙を迫られていたのだけれど、今は誰もそれを咎める人はいない。
彼女の病名は彼女自身にはふせられているが、たぶん、もうずっと前から彼女は知っているのだろう。

「ガンになったら、オレは自殺するよ」
「チナが先に死んでたらいいよ。でも生きてたらモルヒネ何本も打って痛みだけ取っとくから生きとけ」
「ガンじゃなくてヤク中で死にそう」
「おう、死んどけ死んどけ、ヤク中で。少なくても死ぬまでハッピー」
「チナならやりかねない...」

死ぬ権利(もしくは延命治療を拒否する権利)はあると思う。
植物状態になって、または苦痛を味わう毎日、そうでなくてもパーキンソン(あってるのかな?)病のように一人では生きられない状態でただひたすら死を待つなんて残酷すぎはしないか。

毎日ただひたすら死を待ち、死にあこがれ、死だけを望む。

心理学者たちはそれは鬱から来るものだとしているがそうでもないだろう。

チナの昔のクラスメートの一人にスペインから来た人がいて彼女が、
「スペインにパーキンソン病になった男この人がいる。
彼は教師で、スポーツや芸術に幅広く興味を持ち、カウンセリングにも通いその病と闘っていた。彼のカウンセラーの話からは彼の精神状態はとても良好であるといわれていたけれど、彼はどうしても死にたいと主治医に申し出ている。
彼の話によると、自分の未来に意味を見出せない。自分の病気は決してよくはならない。自分は自分の未来や病を悲観しているのではない。鬱からでもない。安楽死を望む」
パーキンソン病はただ単に体の筋肉がなぜか動かせなくなる病気で、栄養さえ摂取していれば寿命までずっと生きていられる(だったような気がする)

詳しいことはかかないけれど、チナは彼を死なせてあげてもいいのではないかと思った。彼の意見を、意志を尊重してもいいのではないかと。

医療では、すべてのどんな痛みからも患者を解放できる手立てがあると聞いたことがある。
でも。

クリス。
本当に君がガンになって、誰もその痛みを消し去ってあげれないときは、チナがとどめをさしてあげる。
一突きで痛みから解放してあげる。

そんなことを考えながら、チナはクリスの胸に耳を当てる。
鼓動が聞こえる。
のだけど、言ってしまう。
意味も無く、唐突にチナの愚痴は始まる。

「お風呂に入りたいよう」
いや、チナが不衛生だとか、面倒くさがりというわけではない。
入浴してないわけでもない。
シャワーは日に二度も三度も浴びてるし。
お風呂とは、あの、湯船に浸かりたいわけで。

昨日今日と久々に気温が上がり、水風呂に浸かった(6/21日の日記参照)。
あの時みたいに我慢できないほど暑いってわけでもなかったが、お風呂に入りたくて。
で、思ったわけ。

湯船の深さがほしい。

こっちの湯船は日本のホテル、もしくはアパートのユニットバスのようにお風呂が浅い。
たぶん、子どもが溺れないようにという配慮だろうが、お箸の国から来たチナには浅すぎるのよ、まったく。(誰に言ってる?)

下半身浴なんてしゃれたことなどいいたくない。

こう、なんていうかな、湯船にお湯を入ったとたんにあふれるほどたっぷり張って、肩まで浸かりたいのよう。ちょっと熱めのお湯に。
んで、「♪いい湯だな〜、アハハン」
とか歌いたいのよう。(ばか

でも、spaはいやなの。
お風呂で、自分のスペースがほしいの。

ユニットバスもイヤ。
個室であってほしい。

お風呂には窓があってほしいし(換気が楽)、湯船の外で体が洗いたい。
つまりは日本のお風呂をここに...

無理言ってるのかな?

お家を買ったときにはお風呂は改造させてもらいますからね>クリス
チナも半分出すからね>クリス
いっぱい稼いでね>クリス(らぶ

ところで、同棲してるときって家賃とか、その他もろもろの雑費はほかの人たちどうしてるのだろう?
うちは割り勘とまではいかなくても、チナは家賃2/5くらい払ってるし、電話代もチナもち。
水道とガスは払わなくていい。(アパートの家賃に含まれている...のか?)

クリスのいとこによると、
「アメリカじゃ、みーんな男が払うのよ。遠慮しちゃだめ。(彼女は最近結婚した)ほら見て(指輪を見せ)、こんなちっちゃいダイヤで妥協しちゃだめ。あんたは指が隠れるほどでっかいダイヤを買ってもらいなさい」
とのこと。

はあ、参考にさせていただきます。
でも、チナはダイヤ嫌い。
おまけみたいに何の宝石にもついてるから。


も一つおまけに愚痴をいうと(なだあるのか?おまえ)クリスが出不精なこと。
クリスは酒もたばこも薬も(!)コーヒーまで飲まない。
健康を気遣ってかと言うとそうではない。
だったら毎日2リットルソーダを二本もあけないだろう。
そりゃークリスは毎日、仕事で誰かのコンサートに行ったり、ミュージカルに行ったり、ロケに行ったり楽しかろうよ。疲れるだろうよ。でも、チナを連れてけよ(怒

今日のボンジョビのコンサートだってちょっと早く言ってくれりゃ行ったのに。
最前列で見れたのに。
チナはもう子どもじゃないんだから、どこかで待ち合わせして入れてくれりゃ、一人で行って一人でかえってこれるのにぃ!!(激怒

毎日おんなじ職場でコーヒー作ってるだけのチナの生活に潤いってモンをよー。

休みが重なるのすっごく楽しみにしてるチナのリクエストを「ヤダ、疲れる」の一言で一蹴するな!
酒もたばこも博打もしない、何が楽しくて生きてるの?の答えに「仕事」ってにっこりすなー。

ぼけー!!(絶叫)

はあはあ、愚痴ってつかれる。(チナだけか?)

回復!!

2001年7月22日
最近ぜんぜんPCに触ってなかった。
うわ、懐かしいこのカタカタ感。
少し禁断症状出てたもな。まずい、まずい。
今日が何日なのかわからなくなってる始末。
やっぱ、PCも1個買おうかな..。

Dave and Basters

2001年7月17日
に行ってきた。
そう、目当てはスヌーピーのオルゴール。
クーポン7000枚集めなきゃいけない。
今のところ53枚。道のりは長い。
セガセガセガ、といいながら、セガの古いゲームをやりまくる二人。しかもへた。絶対かった方がやすいってそのオルゴール。
一通り遊んで夕食を食べた後、エアコンに弱いチナはそれ以上建物の中にいるのが無理な状態になったので、移動。
お気に入りのビーズ屋さん。
でもD&Bからそのビーズ屋さんに行くのは初めてだったから、パーキングをミスってしまった。
大丈夫、大丈夫。ここでUターン
と変な道に入ったら、
おい、おい、おい。高速のっちゃったよ。
大丈夫、大丈夫。次のEXITで降りるから。
10分後、チナとクリスは街の北端にいた。
うーん。摩天楼がはるかかなた。
戻ってビーズ屋さんでビーズを大量にゲット。
これで一周間はビーズで遊べる(イヒ
と言うわけで今日の日記はこれで終わり。

うわっ!!

2001年7月16日
キッチンにクモの巣がはってる。
すごいショック。
そりゃー最近ぜんぜん使ってなかったけど。
クモの巣って...。
ここに巣を張りゃ生き延びれるとでも思ったのか?そのクモは。
まぁ、巣といっても糸が一本ひいてただけなんだけど。
気をつけなきゃ。

今日はバイトがすごく忙しかった。
三畳くらいのスペースに、4人がひしめき合ってコーヒーやらサンドイッチやら作ってる。
ひじで突かれたり、足を払われたりするんです。
さらに何も無いところでこけたりするチナはかならず誰かに狙撃される。
いじめられてるのか?
そんなことはないだろう。
「チナは日本人なんだからマーシャルアートでほいほいっとかわさなきゃ」
なんてことをいわれる。
そりゃチナは段持ってるよ。
習字だけど。
でも、空手やってる人は、みんな忍者じゃないから>ダルセナ。

その後、ヘロヘロになりながらクリスのおばあちゃんの家に。
クリスが「they are nuts」と言うだけあって、なかなか個性の強い方たちばかり。
誰が台本かいてるの?っていうほど笑いのつぼに入ってくるおばあちゃんとおばちゃんと従姉妹。
またぜひ遊びに行きたいです。
と言うわけで今日は終わり。

はっ!!

2001年7月15日
ちょっと気を抜いてたら、前回からずいぶん日にちが経っちゃったみたい。光陰矢のごとしです。
チナはちょっと体調を崩して今、休養中。
涼しいのがせめてもの救い。
今日、クリスは朝の3時半から夜の12時まで仕事。

...何の仕事じゃい?

というわけで、一人で買い物に行くチナ。
基本的に食べ物以外の買い物をするとき、チナは一人。
チナの買い物はおっそろしくマイペースだから。

今日は前からほしかったパンツを買いに。
それに下着もほしいし。

前にその店に行ったとき、(またキャッチです)「$40以上買うと、$10offします」
らしいことをいっていた。
今日いくと、「buy 2、 get1 free」だった。

そんなわけで必死にブツをあさるチナ。
ところがTシャツの棚にはぎっしりTシャツやタンクトップがかけてあり、なかなか動かせない(ハンガーが)

ちょっとイライラしながらハンガー一本を無理矢理スライドさせた瞬間、

バギィッ!! ( ̄ロ ̄;!!

ハンガーが真っ二つ。

思わずあたりを見回すチナ。

誰も見てない!!よしっ!
おもむろに真っ二つのハンガーをくっつけて両側からほかのタンクトップをはさんで後ずさるチナ。

ハンガーがあんなにモロイなんて知らなかった。
あーびっくりした。

アパートに戻ってきて、昨日の夜クリスが下したミッションを慣行すべく、用意する。

ミッション:
「アパートの掃除をすること」

きぃー!!クリスだって部屋よごしてるのに!
何でチナ一人で掃除なんだよー!!

とぶつぶついいながら30分ほどで終了。
でも洗濯物が溜まっている。

冷蔵庫を見ると、買い出しのリストがクリスの汚い字でかかれてる。

......チナは主婦失格やもしれぬ
久しぶりにクリスをデートに連れ出してきた日。
同棲始めると、純粋に恋人同士のイベントというか行動というものが無くなって、生活感あふれるものになってしまう、何だかなぁ。

で、久しぶりの映画。
「A.I」見てきました。
はじめの方、コメディでもないのに笑いすぎだってていうほど笑ってしまった。ひんしゅくです。
さらに細かいところに突っ込みを入れて笑っている二人。
「あの塗装の技術はすごいな。2000年たって色落ちしてない。タイタニックは80年でほとんど元の形が無くなったのに」
「色じゃなくてあのヘリもすごいよ。元の形そのまんまやん」
「さすがに彼はエネルギーがきれたみたい」
「ところで彼のエネルギー源はなに?」
「どうやってコーヒー豆手に入れるんだろう?」
「残されたテディかわいそう」
「彼はどうやって針に糸を通したんだろう?っていうか、どこにあった?それ」
...周りに座ってた皆さん、ごめんなさい。

現代版のフェアリーテールというだけあって、先が読めてしまうところが残念だったなぁ。

この物語の中で、ショーとしてロボットたちをいろいろな方法で派手に壊していくシーンがある。
それを見てるとき、ふと幼いころに読んだ手塚治さんの漫画を思い出した。どの作品だったかは忘れてしまったけれど、内容は覚えている(うろ覚えだけど)。

犯罪者(だったかなぁ)のDNAを使って大量にクローンを作り、狩りと称してクローンたちを撃ち殺していくというものだった。終いにはオリジナルもクローンもわからなくなり、オリジナルまで殺してしまう。

その時は、クローンのそういう使い方もあるのね、と思っただけ(それもひでぇ)だったけど、映画の中の観衆の演技を見ていると、まさに的を得たりというかんじで改めて納得。
Sな部分を刺激されて興奮するのって、普通の興奮と違うよな、なんて


ところで、このA.Iに出てきた男の子って、
「Seventh senseに出てきた子だよね」チナ
「Sixth sense」(速攻)

...ちっきしょう、クリスのくせに。

常連観察記 

2001年7月8日
チナのバイト先はコーヒーショップなので常連が結構いる。
朝の出勤ラッシュのときは余裕が無いが、11時過ぎくらいからぽつぽつ常連の観察ができる。
見てると一つの小さな社会が店の中で完結してるようで楽しい。
この日記を書き始める時、タイトルを家出日記にしようか常連観察記にしようか迷ったこともある。

話をもどしてうちの常連。
常連は常連でも2つ種類がある。
1つはコーヒーを買って持ち帰るtake out派。
もう一つは店で飲んでいくstay派。
チナが観察するのは言うまでもなく後者、stay派。
チナ独自の統計によると、
常連(約20人)のうち;
95%がコーヒー小を頼む。
90%が60才以上。
90%が男性。
45%以上が定年退職者。
30%が生活保護を受けている。
20%がある種の身体障害者。
5%が一日に2度以上店にくる

観察記なので、見たことをそのまま書くのですが、
今日よく観察していた常連さんは(というか彼はうるさいので注意が行くというか気に触る)めがね君。名前は知らない。
推定年齢約35歳。
職業、無職。(生活保護を受けている)
精神障害(IQが低い)を持っている人。

(備考)彼は注意してないとすぐお客さんにお金を乞うのでいつもチナと言い争いになる。
チナは彼に店の出入り禁止を宣言したのだけど懲りずにきてる。所詮バイトの権限なんて...。

上記のように彼は職に就くことができず、生活保護に頼っている。
そしてそのお金でコーヒーを日に3杯のんで($4.50也)帰っていく。
くるたびに、
「今日誰が死んだと思う!!?」とか、
「今日誰の誕生日だと思う!!?」となぞかけみたいなのをしてくる。
ちなみに、誰?と聞いてもぜんぜん知らない人の名前が返ってくるので意味が無い。

今日はMIMIが彼の接客をした。
「今日はいい天気だ、コーヒー、コーヒーくれ。クリームと砂糖。いつもの。クリームと砂糖のコーヒー」
といつものようにコーヒーを三杯頼んで席につく。

チナは彼のこの行動を見るたびに「悔しい」と思う。
チナには彼よりもひどい精神障害を持った友達がいた。
一言一言を話すたびに顔を歪め、曲がった指を動かしながら苦しそうに話をするのだ。
チナも英語がうまく話せなかったころだから(今もそうだけど)身振り手振りで、最後には筆話になってしまう。彼女のおかげでチナは少しASL(アメリカの手話)ができる。
チナが彼女を形容するなら、逞しいの一言に尽きる。
彼女はいろんな逆境にもめげず(ありふれたフレーズでいやなんだけど)一生懸命毎日を過ごしていた。
そんな彼女をチナはすごいと思っていた。
チナもあんなふうに逞しくなりたい、と。
だからチナは精神や身体障害を持ってる人にマイナスなイメージはない。
むしろがんばってるなーと好意すら持っている節がある。

それなのに、

彼が自分の障害をたてに物乞いするのが見ていてすごく心苦しい。

すべての精神、身体障害者たちに彼女のような逞しさを期待しはしない。
ただ、それに甘んじすぎてはいけないんじゃないかと思う。
それとも、それはチナが健康だからいえることなのか?

ところで今日、彼が支払いするとき、彼のポケットからいろんな物が出てきて、吹き出しそうになるのを必死でこらえてた。
彼のポケットに入っていたもの。
いくつかの$20札。
$10分の25¢が、束になってるの2本。
ニミカー。
スプリングがついたかえるのおもちゃ。
(多分カエルの)ぬいぐるみ一個。手のひらサイズ。

スプリングがついたカエルのおもちゃがすごく気になる。
っていうか、$10分の25¢玉どうするの?

どうしてだろう...?

2001年7月7日
どうしてお気に入り登録ができないの?
今のところお気に入り登録成功率約3割。
うぐぅさんのいうようにnetが込んでいるのか?
昼の3時に...?
チナがお気に入り登録に成功した皆さん、そしてチナをお気に入り登録に登録してくれた皆さん、遅れ馳せながらよろしくお願いします。

Tail up is bad Luck

2001年7月6日
バイトから帰ってくるとき、ペニーが落ちているのを見かけて、立ち止まった。
こんな時、必ず思い出すエピソードがある。
目はそのペニーに釘付けのまま、周りの空気だけが一瞬にして何年もさかのぼるような不思議な感覚がする。

アメリカにきて、最初のころ。
チナはすむところも無く、半野宿生活みたいなのをしていた。
まぁ。その辺のことはおいておいて、チナにも友達がぽちぽちできて来たころ。
テレビか映画かは忘れたけれど、刑事もののドラマで、こんな会話が交わされた。
(男Aが路上に落ちたコインを拾おうとする。男Bがそれを制して)「止めておけ、Tail up(裏が上)はbad lackだ」
(男A、コインを拾い上げて)「迷信は信じないんでね」

その時チナは、
「へー、そおなんだー」
くらいにしか思わなかった。
その後、どうしてもその新しく得た知識を使いたくて、友達と出歩いた時は地面をじっと見て歩いてた。

ある日、とうとうそれを使える時が来た。
「あ、1セント(ペニーを見てもダイムを見ても、とっさには、一円、十円の感覚で1セント、10セントといってしまう)」とチナがいうと、隣りにいた友達がそれを拾おうとする。
「NO! えっと、tail upはbad luckでしょう?」
ここぞとばかりに得意満面の笑み(だったはず)でチナは胸を張った。
すると彼はかがみ込んだ体制で動きをぴたっ、と止めて首だけひねってチナのほうを見上げた。

いつもつっこまれて(アメリカ人にまでつっこまれる天然ぼけ、チナ)悔しかったチナはこの時、一本取ったり!!ってかんじだったと思う。
すると彼はニッと笑うと、おもむろにそのペニーを軽く蹴った。
コインは、チャリンチャリンと2、30インチくらい転がってとまった。
チナは頭の上に「?」マークを彼の行動を見てた。
彼はそんなチナを手招きする。
見ると、コインは転がった拍子に裏と表がひっくり返っていた。
「ほら、これでもうbad luckじゃ無くなった。コインみたいに不運幸運は裏表だからね、物事の取り方次第でラッキーにもアンラッキーにもなるんでしょ。それでも違うっていうなら、こんな風に力ずくでかえる。少なくても、オレにはするだろうけど?」
といいながら、そのペニーを拾ってチナの手に乗せてピッとウインクまでしてくれた。

その時のいたずら坊主のような不適の笑みが忘れられない。
落ちているペニーに彼の笑顔が重なる。

今日の落ちていたペニーは表が上だったか裏が上だったか覚えていない。
どちらが上でも、もうチナには関係なくなってしまった。
不幸も幸福も拾う気にチナはならない。
不幸も幸福も拾うものではないのだから。

ただ、彼の言葉だけが心に焼き付いている。
今でもチナの心に勇気を与えてくれている。

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