父親

2001年11月27日
昨日、初めてクリスの父親にあった。


風邪も治まってきて、やっと感謝祭の残り物を食べられるようになったころ、クリスの弟のスティーブから電話があった。
クリスの父方のおじいさんが病院に担ぎ込まれたらしい。
原因は心臓発作。
クリスマスまで持たないかもしれないから、すぐに見舞いに行こうとのこと。

クリスの家庭の事情は少し複雑である。
そしてクリスは自分の家族をあまり好いてはいない。
チナのように高校を出てから家には寄り付かない。

すぐ下のスティーブがいつもクリスに何かあったとき電話を入れるぐらいである。

クリスの母親の方の家族には何度かあっているけれど、父親の方は話にも聞いたことが無かった。
勝手にクリスの父親は行方不明なんだろうと思ってたくらいだ。(どうも行方不明が好きらしい>自分)

クリスはこの父親をすごく毛嫌いしているようで、見舞いの話にもあまり興味を示さなかった。
この点ではスティーブも同じらしく、それでも姪のマリーがせがむのでクリスを巻き込むカタチになったようである。
(クリスとスティーブとマリーの父親の父親は同じ人なので)

で、それに巻き込まれたチナ。

最悪である。
もともと車酔いがひどい上、風邪ひき+ベビーシッター。

ほんの一時間かそこらのドライブなのに、体調、めちゃ悪し。
喉、からから。ノドアメ効かず。
さらに胃の中が空っぽのせいもあって、吐いてスッキリができないのである。

最悪のコンディションで現地到着。

クリス自身でさえ20年近く会ってないという父親に紹介される。

そのまま車を乗り換え、おじいさんのいる病院へ。
顔、真っ青である。

薄っぺらな社交辞令と裏をすっぽり覆い隠す表の会話。
隣りの人間に精いっぱい気を使って話をする。
こういうのは得意でない。

むかむかする胃とくっつきそうな喉と戦いながら、マリーとクリスの父親の奥さんの相手をする。

と、こんなにチナががんばっているのに!!
クリスは端っこで知らん顔してる。

そりゃ、20年以上も連絡を取っていない他人のような父親に愛情なんてないだろうよ。
それどころか大っ嫌いだろうよ。
けど、もう少し大人な対応ができんのか!!

と腹が立ってきた。

面会時間を終え、父親宅に戻る。
すぐに家に帰るのかなー。と思いきや、スティーブと父親さんが話し込みはじめた。
マリーもサンドイッチを食べはじめるし。
奥さんはしきりにクリスマス頃また来いというし。

早く家に帰りたいよぉ。

そしてクリスと裏でケンカになる。
『だからうちの車で来ようって言ったじゃないか。好きなときに帰れるのに』
『だって場所知らないもん』
『後ろからつければいいだけの話じゃん。うちの車だったら、こんなに車酔いしなかったのに』
『・・・・』

そしてやっと帰る時間になると、またマリーと二人、後部座席に。

マリーはとっても好きなのだけど、風邪と車酔いと戦いながらのベビーシッターはかなりこたえるのです。
せめてマリーが黙って寝ててくれたら嬉しいのに。

ひどい一日だった。

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